平成28年度 宮崎高等技術専門校で「供養会」

取組み

 3日、宮崎高等技術専門校で「刷毛供養会」を執り行われました。刷毛を使用する建設関連団体の代表や同校の訓練生らが参列し、感謝の気持ちを込めて、役目を終えた刷毛に手を合わせました。

 表装や塗装、左官、建築等の各分野で使われる刷毛。その役目を終えた道具としての刷毛に感謝し、毛先に使われた動物の霊を慰めると共に、現在も受け継がれる職人の技を伝授した先達への敬意を込めて執り行いました。

 供養会には、宮崎職業訓練協会及び協力会、宮崎県表具経師内装組合連合会、日本塗装工業会宮崎県支部、宮崎市塗装業協会、宮崎県左官業組合連合会、宮崎地区建築業協会、宮崎県職業能力開発協会、宮崎県技能士会連合会の代表や職員に加え、同校に通う訓練生など約50人が参列しました。

 敷地の一角に建立されている刷毛塚に神官が祝詞を捧げ、使い切って役目を終えた刷毛を焚き上げたのち、各団体の代表が玉串を奉納した。宮崎職業訓練協会の緒方克則専務理事は、「職人にとって刷毛は命のようなものであり、供養できたことが喜ばしい」と話し、参加者一同に更なる技術の研鑽と社業の発展を呼び掛けました。